アスペルガー症候群は後天性なの?いや、先天性でしょ!

こんにちは、まっつーです。

アスペルガー症候群って後天性でなるものなの?と、気になる方って多いのではないでしょうか。

  • 最近、自分がアスペルガーにあてはまる気がする…
  • 優先順位をつけるのが苦手だし、冗談が苦手でコミュニケーションも苦手…
  • 興味を持てるものと持てないものに差がある…
  • ハッキリ言われないと、実際に動けない…

このようなアスペルガーの特徴が、自分にもあるなー…と感じる方は多いですよね。

 

ただ、アスペルガーって先天的なものではなくて、後天的に発症するものなのか?気になる方は多いかと思います。

そこで今回は、アスペルガー症候群は後天性になるものなのかについてお伝えしたいと思います。

目次

アスペルガーは後天性ではなく、先天性!

結論から言うと、アスペルガー症候群の発症メカニズムはいまだ解明されていないものの、基本的に「生まれつきのもの」と言えます。

一般社団法人の千葉医師会でも、アスペルガーは先天性の脳機能障害と発表されていました。

アスペルガー症候群は、発達障害という、先天性脳機能障害の一つです。オーストリアの小児科医ハンス・アスペルガーが最初に症例を報告したことから、その名が付けられました。
広い意味では発達障害のうちの一つである自閉症に含まれ、コミュニケーション障害、対人関係・社会性の障害、パターン化した活動、限定的な興味・感心などの特徴が見られます。

アスペルガー症候群とは?(千葉市医師会)

また、アスペルガー症候群は必ずしも発症はしないものの、遺伝してなる部分も多いと言われています。

他にも胎内の段階で、

  • 胎児に男性ホルモンが多く分泌されてしまう
  • 母親の妊娠中にウイルスに感染してしまった

など、様々な説があります。

そして、どれも生まれる前の問題であるので、「アスペルガーは生まれつき」と考えられているのです。

つまり、後天性ではなくて先天性のものであると言えます。

でも、この記事を読まれているあなたは、「アスペルガーは後天的に発症しないの??」と疑問に思われているかもしれません。

それについて、僕が調べたことをまとめたのでお伝えしたいと思います。

なぜアスペルガーは後天性だと思ってしまうのか?

この記事を書いている僕自身、過去に「アスペルガーは後天的なものではないのか?」と疑ったことがあります。

というのも、僕は自分自身アスペルガーだと気づいたのが20歳の時だったからです。

子どもの頃は、特に問題が起きなかったから気づかなかったんですよね。たしかにコミュニケーションが苦手だったり、普通の人がしないようなミスをしてしまったり、抜けている部分はありました。

だけど、子どもでしたし、他にも変わった子なんてたくさんいましたし、個性の問題だと思っていたのです。

少し変わった人だよね…ぐらいで終わっていたという感じです。

 

しかし、大人になるにつれて、自分は周りの人と比べてできないことが多いことに気づいたんですよね。

例えば、バイトをしてもみんなと同じようにマルチタスクな仕事ができなくて、ミスばかりする…

とか、

大勢の会話が苦手で、特に冗談を言い合うような会話ができない…

とかです。

周囲の人に合わせるのがどんどん苦痛になっていき、僕は劣等感が深くなっていき、しまいには「この世からいなくなりたいな…」くらいの気持ちになりました。

そして、「自分は何か普通の人とは違うのでは?」も思い、アスペルガーと診断されるに至ったわけです。

だから、「アスペルガー症候群は後天的になるもの」ではなくて、ただ単にアスペルガーの特徴が子どもの時は目立たなかったのではないか?ということが言えます。

 

つまり、本当は先天的にアスペルガーであったのだけれど、それが子どもの頃は問題にならなくて、大人になって初めて障害であると感じた…という流れだということです。

 

ただ、アスペルガーは後天的なものもあるという説もあります。

これは医学的に発表されているわけではないので断言はできないのですが、
ヤフー知恵袋などを見ていると、
なにかの事故があって、それの後遺症で変になってしまった…。

それがアスペルガーの特徴に当てはまる…というものです。

もしもあなたが過去に大きな事故を起こしてしまっていたのだとすれば、その事故が原因かもしれませんね。

 

また、他にも親の虐待などがあると、脳の成長に影響し、海馬や前頭葉の萎縮が見られるという話も聞きます。

特に、その症状がADHDの特徴に似通っているので、アスペルガーではないにせよ、ADHDだと間違われたりもします。

自分がアスペルガーなら診断や仕事など、これからどうするべきなの?

「アスペルガーは後天的になるものなのか?」と心配している方は、もしも自分がアスペルガーだったら、この先どうすればいいのか?と疑問に思っている方が多いと思います。

ちなみに、まずはアスペルガーと診断されていないのであれば、まずは近くの精神科で診察にいくことをおすすめします

白黒ハッキリさせないと、今後の生活で苦労することになるからです。

もしもあなたがアスペルガーでなければ、努力でどうにかできる問題かもしれません。

しかし、アスペルガーであれば、できないことは努力してもどうにもならないのです。アスペルガーは治療できるわけでもないですし、症状の進行とかもない代わりに、一生つきあっていかなければなりません。

そして、今後の生き方もしっかり考えていく必要があるのです。

もしもアスペルガーなのに診断も受けずにそのまま放置してしまうと、
この先仕事や対人関係でえらく苦労することになります、、。

空気を読むことが苦手なので、人間関係でトラブルを起こしがちになりますし、
自分の気持ちをうまく伝えられなくて、チームワークで動く場合にとても苦労することになります。

また、アスペルガーだと仕事でもミスが多くなり、上司に叱られ、劣等感をひどく感じてしまってりもします。

結果的に二次障害で不安障害やうつに悩まされて、会社を退職…

仕事探しで職を転々とする…なんて事態になってしまいます。

 

だから、まずは自分がアスペルガーではないかチェックしないといけません。

以下の記事で大人アスペルガーの特徴を紹介しているので、まずは自分がアスペルガーなのか確かめてみるといいかもしれません。

大人アスペルガーの特徴まとめ!軽度・グレーゾーンから重度まで

2018.09.27

そして、「自分は後天的なアスペルガーなのではないか?」と思われてい方は、もしも自分がアスペルガーであった場合、社会に出るためにしっかり対応できる力を身につけなければなりません。

アスペルガーはマニュアルなどが得意なので、どうにかパターン学習で対応する…といった内容のものが流行っているようですね。

ただ、あまり仕事では使えない…という声も多いです。

だから、僕のように自宅で自分の力で稼いでしまう・・・という生き方を選択することもありです。

そうすると、アスペルガーであることに悩まず、悠々自適に暮らせますからね。

以下の記事でアスペルガーだと社会で苦労する理由や、どう生きていけばいいのかなどを話しているので、仕事などで悩んでいる方は読んでみると良いでしょう。

アスペルガーで生きづらい…生きづらさを感じているあなたへ

2018.09.22