アスペルガーは勉強できる?できない?適切な勉強方法・教え方とは?

  • アスペルガー勉強できる人が多いって本当?
  • アスペルガーだけど勉強できない…なんかおすすめな勉強方法ってあるの?
  • 子どもがアスペルガーなんだけど、良い教え方ってないの?

この記事を読まれているあなたは、上記のような悩みを抱えているかもしれません。

 

アスペルガーは、人によって特徴が異なり、

  • 異常に学校の勉強ができたり、
  • ある教科だけものすごく成績が良かったり、
  • 逆に勉強が全般的にできない…

など、様々なタイプの人が存在します。

 

というわけで今回は、

  • アスペルガーで勉強できること・できないこと、
  • おすすめの勉強方法や教え方

について、アスペルガー当事者である僕の意見をお伝えしたいと思います。

目次

アスペルガーは勉強できる?頭のいい天才が多いって本当?

アスペルガー症候群だと、人によってはかなり勉強のできるタイプが存在します。

本質思考のできる頭の良さを持っていたり、
天才的な発想ができたり、
頭の回転が速かったり、
分析力に長けていたり、
人によって特徴は異なるのですが、
一般人よりも「ある部分だけは頭が良い」みたいな状態だったりします。

基本的に勉強のできるアスペルガーはIQが高いのですが、アスペルガーが天才だと言われる理由として、以下の特徴を持っていたりするからだと考えています。

  • フォトメモリーで、写真記憶ができる
  • 単純記憶が得意で、意味のないものも頭に入る
  • 理論・哲学が大好きで、難しく考えるのが好きである
アスペルガーだと、これも人によってですが、画像をそのまま記憶できる天才児がいたりします。

例えば、漢字テストが行われる直前に漢字の書いてあるページをまるごと一瞬で暗記して、テストで満点を取る…みたいなことができたりします。

一般人だとこのようなことはできないので、恐るべし能力ですよね、笑

 

また、そのようなフォトメモリーの能力がなくても、英単語や漢字などの単純記憶が異常に得意だったりするタイプもあります。

僕自身はそのタイプで、学生時代は漢字や英語などはかなり得意でした。

数学などの、頭をひねって答えを出すような問題は苦手でしたが、笑

 

そして、アスペルガーだと「数学だけめちゃくちゃ得意」だったりして、物理・数学教師として活躍している人もいます。

また、興味のあることに対して熱中しすぎるといった特徴もあるため、
研究者や学者として活躍するアスペルガーの人もたくさんいます。

  • 東大
  • 東工大
  • 難関私大

などに受かっているアスペルガーもたくさんいるので、これが「アスペルガーは頭が良い」と言われる理由でしょう。

アスペルガーだけど勉強できない・むしろ嫌いだし苦手で勉強しない場合

アスペルガーで勉強できる人はたくさんいるのですが、逆にできない人もたくさんいます。

理由として、

  • 勉強に飽きる
  • 勉強がそもそも嫌い
  • 理解力に凸凹がある

などがあげられます。

アスペルガーだと、好きなことには熱中するのですが、自分に興味のないことには見向きもしなかったりするのです。

もしも勉強に興味を持つと、過集中するのでたくさん勉強して、特定の科目で成績が異常に良くなったりするのですが、全く興味を持たないと本当に勉強をしません。

また、僕の場合で言えば、英語は得意だったのでたくさん勉強しましたが、数学は苦手すぎたのでほとんど勉強しなかった…なんてこともありました。

やはり、理解力などに凸凹があるので、アスペルガーだと得意不得意が激しいのです。

 

しかし、アスペルガーの子であれば、興味さえ持たせてしまえば異常に勉強してくれるので、

勉強は楽しいんだよ、ということを上手く伝えられると、勉強のできる子にバケる可能性はあります。

効率の良いアスペルガーのための勉強方法!

アスペルガーだと、ふつうに勉強してもなかなか頭に入ってこない…なんて悩む方も中にはいらっしゃいます。

理由としては、

  • 文章を読むのが苦手である
  • 曖昧で抽象的な概念が理解できない

などがあげられます。

アスペルガーだと、具体的なハッキリ書いてないと理解できなかったり、そもそも文章から想像するのが苦手な人も多くいたりするのです。

この対策方法としては、参考書などは画像などが主になっているものを使ったり、具体例がたくさん書いてある本などを使うことがあげられます。

 

そして、勉強方法としては得意分野・得意科目を徹底的に伸ばし、苦手分野は思い切って捨てる、またはカバーするという考え方でやるのがオススメです。

アスペルガーだと、どうしても科目によってできる・できないが現れてしまい、そこに凸凹が生じやすかったりします。

だから、得意分野を伸ばして、苦手分野は並の点数を目指す、といった戦略でやればいいのかなと思います。

 

その方が、アスペルガー本人にとっても、得意分野の勉強をたくさんできて楽しいと思いますし、この戦略で十分受験は戦っていけます。

特に、中学生の勉強であれば、得意分野で90点以上出して、他は70点くらいまでとれれば、十分に成績が良いと言えるくらいまでなりますからね。

アスペルガーの子どもへの勉強の教え方でおすすめは?

アスペルガーの子どもへの勉強の教え方で困っている…という方は多いと思います。

ある箇所だけめちゃくちゃ理解が遅かったりしますからね。

 

ただ、その時にやってはいけないことが、「勉強できないからといって叱る」ということです。

アスペルガーは、褒めてあげないとダメです。

けっこう傷つきやすいですし、数々の失敗経験からあまり自分に自信を持っていなかったりするのです。

それにもかかわらず、勉強できないことで叱られてしまうと、子どもは自分自身に絶望して、鬱になってしまう可能性もあります

というわけで、教え方としてはささいなことでいいので「褒める」ということを徹底してあげてください。

まとめ

アスペルガーには、

  • 勉強ができる子
  • 特定科目だけ勉強できる子
  • まったく勉強できない子(苦手・嫌い)

の3種類が存在します。

どの子にも言えるのは、できたらきちんと褒めてあげることです。

そうすることで、勉強が好きになっていって、もっと成績が上がる可能性があります。

子ども自身も、アスペルガーの自分に対して自信を持つことにもつながってきて、よりよい人生を歩めるようにもなります。

今回は以上です。